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スパコン富岳、本格稼働 実用性で頂へ コロナ飛沫想定、1カ月半で

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本格稼働したスーパーコンピューター「富岳」=神戸市中央区で9日、小出洋平撮影
本格稼働したスーパーコンピューター「富岳」=神戸市中央区で9日、小出洋平撮影

 理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」が9日、本格稼働した。2020年6月と11月には計算性能を競う世界ランキングの主要4部門で1位を獲得。既に試行運用でも成果を出しているが、19年に運転停止された先代「京(けい)」とは異なる道を歩もうとしている。【松本光樹】

 神戸市の人工島・ポートアイランドにある理研計算科学研究センター(神戸市)。計算機棟3階のフロアに、432台の計算機から成るスパコン「富岳」がある。総事業費は約1300億円。日本が誇る世界一の「頭脳」だ。

 富岳の名は、約1年前の試行運用の段階から世に広まった。きっかけは、新型コロナウイルスの感染拡大だ。理研は20年4月、社会貢献として新型コロナ関係の四つの研究で富岳の試行運用を開始。当時の計算機は72台で完成形の6分の1の規模だが、着実に成果を残した。

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