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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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福島で被災の中学教諭 中3だったあの日を生徒に伝える

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道徳の授業で震災で得たことについて語る黒沢永さん=福岡県飯塚市で2021年3月10日午前9時4分、矢頭智剛撮影
道徳の授業で震災で得たことについて語る黒沢永さん=福岡県飯塚市で2021年3月10日午前9時4分、矢頭智剛撮影

 東日本大震災の発生から10年になるのを前に、福岡県飯塚市の市立幸袋(こうぶくろ)中で10日、同中の英語教員で福島県出身の黒沢永(はるか)さん(25)が、約70人の生徒を前にあの日の経験とこれまでの自身の歩みを語った。当時中学3年生だった黒沢さんは、目を背けがちだった被災経験を振り返り、多感な時期に困難に立ち向かう大切さを訴えた。

 「みなさんは10年前の地震の記憶はありますか」。2年生の2クラスを対象にした道徳の授業。黒沢さんの質問に手が挙がったのはわずか数人だった。「九州にいたら分からないのは無理もない。でも、震災がなかったら僕はみんなの前できっと授業をしていません」。そう切り出して、黒沢さんは電子黒板に当時の映像や写真を示し、犠牲者数や震度など被害の大きさを説明し始めた。

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