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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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福島の子供たちの支えに 自主避難の21歳、カウンセラーの道へ

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現在暮らす姫路市の町並みを眺める渥美藍さん(左)と母=兵庫県姫路市で2020年10月28日午後3時15分、山本真也撮影
現在暮らす姫路市の町並みを眺める渥美藍さん(左)と母=兵庫県姫路市で2020年10月28日午後3時15分、山本真也撮影

 東日本大震災による東京電力福島第1原発の事故で、福島県から兵庫県に自主避難した渥美藍さん(21)が今春、神戸市内の大学に進学する。小学5年生で被災し、被ばくを避ける自分と、気にしないよう振る舞う同級生との間の溝を感じた。約800キロ離れた兵庫県でも周囲となじめず、中学校には通わず民間教育施設で学んだ。事故で大事なものをたくさん奪われたが、気付いたこともある。あの日から10年がたった今は「つらい思いをしている子供たちを助けたい」と、心理カウンセラーの道を志している。

 2011年3月11日、渥美さんは第1原発から約60キロ西の福島県郡山市の小学校にいた。けが人は出なかったが、教室のロッカーは倒れ、窓ガラスが割れた。長い春休みを経て4月中旬に再開した学校のグラウンドは…

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