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16歳で被災した羽生結弦 滑る「罪悪感」を超えて伝えてきたもの

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平昌冬季五輪で連覇を果たし、パレードに駆けつけた人たちの歓声に応える羽生結弦=仙台市青葉区で2018年4月22日、喜屋武真之介撮影
平昌冬季五輪で連覇を果たし、パレードに駆けつけた人たちの歓声に応える羽生結弦=仙台市青葉区で2018年4月22日、喜屋武真之介撮影

 フィギュアスケート男子で冬季五輪2連覇中の羽生結弦(26)=ANA=は、東日本大震災で被災した一人だ。拠点をカナダに移してトップ選手となった今も、出身地の仙台市にあるリンクへ寄付を続ける。被災者に心を寄せる羽生の生き方は多くの人を勇気づけている。

 2011年3月11日、当時16歳の羽生はアイスリンク仙台(仙台市泉区)で練習していた。支配人の在家正樹さん(50)によると、この日は金曜日の平日で、リンクには羽生を含めて十数人程度しかいなかったという。そして、午後2時46分を迎えた。

 「最初は小さい揺れ。だんだんと強くなってきたと思ったら、事務所内のいろいろなものが崩れてきた」と在家さん。震度6弱の揺れに見舞われ、施設内の電気が消えた。配管が壊れ、水漏れした。羽生はスケート靴を履いたまま、必死に外へ逃げた。選手にとって生命線とも言えるスケート靴のエッジ(刃)は、ぼろぼろだった。

拠点リンク被害 活路を見いだしたのは…

 自宅も被害を受け、ライフラインが止まった。…

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