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開会中の全国人民代表大会(全人代=国会)で中国政府は農村部の「脱貧困」を強調し、2021年からの5カ年計画では国民全体が豊かになる「共同富裕」の実現に向け、行動計画の策定を検討する考えを示した。しかし、富の偏在は大きく、格差是正は容易ではない。共産党統治の根幹にかかわる問題だけに、実効性が問われる。
「脱貧困は終点ではなく、新たな奮闘の出発点だ。共同富裕の実現への道は依然として遠い」。国営新華社通信によると、全人代の内モンゴル自治区の分科会に出席した習近平国家主席はこう述べ、格差是正への取り組みの難しさを認めた。
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