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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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妹よ、姉ちゃんはもう泣かない 2歳の面影 楽しい思い出ばかり

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当時のものは古い電柱(左奥)くらいしか残っていない自宅跡に立つ佐藤花暢さん=福島県相馬市で2021年3月6日、和田大典撮影
当時のものは古い電柱(左奥)くらいしか残っていない自宅跡に立つ佐藤花暢さん=福島県相馬市で2021年3月6日、和田大典撮影

 10年前の「あの日」。地震が発生した時、幼稚園から帰ってきたばかりだった佐藤花暢(かのん)さん(14)は、妹の依織(いおり)ちゃん(当時2歳)と祖父母との4人で福島県相馬市原釜の自宅にいた――。

 その自宅は今はない。海岸から約300メートル離れた跡地は災害危険区域に指定され、周辺は公園や道路が整備された。当時の面影はほとんど残っていないが、「ここに来れば地震が怖くて依織と2人でこたつの中にもぐっていたことを思い出す」と振り返る。

 父幸司さん(44)と母恵子さん(41)は仕事で市内の内陸部におり、家に不在だった。祖父清二(せいじ)さん(71)はいったん自宅を離れ、長女凜香(りんか)さん(17)を市内の小学校から連れて帰った。

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