- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

東日本大震災の発生から、11日で10年になる。あの日、傷付いた人たちは、家族や友人、地域に支えられながら、少しずつ歩みを進めてきた。
東日本大震災で祖父母を失ったショックから小学校に通えなくなった自分を、家族が支えてくれた。10年たち、高校生になった岩手県大槌町の中村有沙さん(17)は現在、町内の子ども食堂の運営に携わる。「支えてもらった家族や古里に恩返ししたい」と誓っている。
中村さんは震災前、大槌湾に面した同町木枕(こまくら)で、祖父母と両親、3人のきょうだいの8人暮らしだった。震災の日、大槌小の1年生だった中村さんは、学校から高台の公民館に避難した。だが、祖父の幸男さん(当時78歳)と祖母のてるさん(同79歳)は避難の途中で「仏さま、取ってくっから」と自宅に戻ったところを津波にのまれた。一緒に流された当時中学2年の姉、彩乃さん(24)は畳につかまって助かった。
この記事は有料記事です。
残り804文字(全文1193文字)
時系列で見る
-
福島と長崎 被災地をつないだ少女の夢が詰まったハンカチ
697日前 -
九州と東北 ラーメンで橋渡しを 大分で家族とともに新生活
697日前 -
「まだ何も解決していない」 福島からの避難者に募る無力感
697日前動画あり -
“古里の風景取り戻したい” 福島出身の44歳 福岡で農業に取り組む
697日前 -
「今度は自分が手助け」 被災地から北九州市へ 災害業務で経験生かす
697日前 -
私が帰る場所に 福島から避難、多くの人に支えられた日々に感謝
697日前 -
かつての景色変わり果て…福島・双葉元町議の里帰りに同行
697日前 -
全域で助け合う仕組みづくりを 雪害にも意識 北海道の防災課題
697日前 -
防潮堤、一緒なら歩ける 夫捜し出会った2人が共有した喪失と再生
697日前 -
子ども食堂で恩返し 祖父母失い不登校 家族に支えられた17歳
697日前 -
「復興は人生の全て」安住淳氏が「大げんか」寸前で気づいた戦友
697日前 -
「津波の犠牲者、二度と」兄貴分亡くした町内会長の決意 青森
697日前 -
福島第1原発事故、今も3万5000人以上避難
697日前 -
「ソフト面、息の長い支援を」宮城・村井知事に聞く被災地の現状
697日前 -
2021年3月11日、鎮魂の朝 深い祈り 忘れない決意
697日前動画あり -
次世代の原発までの「時間稼ぎ」 政府がいばらの道を歩む理由
697日前 -
「創造的復興」に大きな温度差 被災42市町村にアンケート
697日前 -
戻れない古里 今も4万1241人が避難 東日本大震災10年
697日前 -
南三陸に笑顔咲かせ続ける 震災直後に生まれた女児と家族の物語
698日前