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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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翻弄された者の視点で福島語り継ぐ 奈良へ移住した彫刻家の決意

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 東日本大震災で福島県いわき市の自宅が流失し、東京電力福島第1原発事故で家族と共に奈良県に移住した彫刻家、安藤栄作さん(59)が4月1~8日、震災と原発事故後の生き方を問う作家らが東京で開く展覧会に参加する。自分は福島から逃げたのではないか。体験を言葉や作品で語りながらも、迷う年月を過ごした。11日で震災から10年。記憶が薄れる人も多い中で、「忘れて無きものにされないよう、語り部として存在していかなければならない」と覚悟を決めた。【久木田照子】

 東京の下町出身。東京芸術大を卒業後、「自然が豊かな土地で制作したい」と、1990年に妻で彫刻家の長谷川浩子さん(59)と1歳の長男といわき市の山間部に移り住んだ。長女も生まれ、子供が通学しやすい同市沿岸・久之浜に転居した。

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【東日本大震災】

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