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のこぎりの音で泣き笑い おちょやん音楽担当・サキタハヂメさん

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ミュージカルソーを演奏するサキタハヂメさん=大阪市北区で2021年2月13日、加古信志撮影
ミュージカルソーを演奏するサキタハヂメさん=大阪市北区で2021年2月13日、加古信志撮影

 上方の喜劇女優の草分け、浪花千栄子(1907~73年)をヒロインのモデルにしたNHK連続テレビ小説「おちょやん」(放送中)のオリジナル・サウンドトラックCDがこのほど発売された。音楽を担当したのは大阪府在住の作曲家で、のこぎり(ミュージカルソー)奏者のサキタハヂメさん。収録した28曲に「涙」と「笑い」をたっぷり詰め込んだ。

 「泣ける場面で流れると笑顔になり、笑える場面で流れると切なくてほろっとする、そんなメロディーが作りたかった」とサキタさんは言う。台本を読み、写真で登場人物をイメージしながら、6分~1分半の長短さまざまな140曲を作った。収録できたのは、そのうちのほんの一部。「映像に音楽をどう使うかはサウンドデザインのチームにお任せしています。完成試写で初めて見せてもらって、自分で泣いてます」

大阪の「酔いどれ感」表現

 大阪制作のドラマでも音楽録音は東京で行われることが多いが、今回は東京、大阪、両方の演奏家が参加し、それぞれの地元で録音する“ハイブリッド”になった。そうした理由は…

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