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総力を挙げて東日本大震災に対応した自衛隊にとって、派遣隊員のメンタルヘルス対策は当時、喫緊の課題だった。その取り組みを知ろうと、宮城県に派遣された自衛隊福岡病院(福岡県春日市)の看護官、甲斐美希1尉(50)に電話と書面でインタビューした。取材前、遺体の捜索や収容が原因となるストレス対策が中心だろうと考えていたが、その予想は外れた。甲斐さんに「大丈夫です」と繰り返した隊員たちは一体、どんなストレスを抱えていたのか。【松浦吉剛】
自衛隊は2011年3月13日、菅直人首相(当時)から10万人態勢構築の指示を受けた。実際の派遣規模は最大時約10万7000人に達し、1万9286人を救助したほか、生活支援や復旧活動、東京電力福島第1原発での放水もした。遺体は9505人分を収容した。大規模災害派遣は11年8月末で終了し、原発事故への対応は年末まで続いた。
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