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第103回全国高校野球選手権

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仙台育英・木村 震災を経験、野球できる喜び「頑張る姿見せたい」

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【履正社-仙台育英】七回裏仙台育英2死一、三塁、中前適時打を放った木村=大阪府茨木市の履正社高グラウンドで2021年3月10日午前11時58分、安田光高撮影 拡大
【履正社-仙台育英】七回裏仙台育英2死一、三塁、中前適時打を放った木村=大阪府茨木市の履正社高グラウンドで2021年3月10日午前11時58分、安田光高撮影

 第93回選抜高校野球大会に出場する仙台育英(宮城)は10日、履正社(大阪)との練習試合を同校グラウンドで行い、7―3で勝った。仙台市出身で正捕手の木村航大(2年)は2安打1打点と打撃で活躍。東日本大震災から10年の節目を前に決意を新たにした。

 2―1の七回2死一、三塁、直球を中前に運んで貴重な追加点を挙げた。練習試合5試合目にして待望の自身初打点。「当てにいかずしっかり振れた。ほっとした」と笑顔を見せた。

 10年前の3月11日。小学1年だった木村は帰宅前の教室で、大きな縦揺れを感じた。被災した校舎は立ち入り禁止となり、校庭にプレハブの校舎ができたという。そのため校庭は内野一面ほどの狭さとなり、大好きな野球を思う存分することはできなかった。

 だからこそ、日々、野球ができることへの感謝の思いは強い。1年夏と昨夏の甲子園交流試合にも出場したが、震災から10年目の節目を迎える今年のセンバツは特別な大会だ。「東北地方の代表として、一生懸命プレーして復興に向けて頑張っている姿を見せたい」と誓う。

 11日、チームは練習をオフにして、地震が起きた午後2時46分に黙とうを行う。【安田光高】

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