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記者が競技後の選手に取材する「ミックスゾーン」から選手や監督の肉声を伝えます。

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近大相撲部・長内孝樹 コロナ禍で新たな夢

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昨年の西日本学生相撲選手権団体で、同大選手との一番に臨む近大の長内孝樹=堺市で2020年10月4日、石川裕士撮影
昨年の西日本学生相撲選手権団体で、同大選手との一番に臨む近大の長内孝樹=堺市で2020年10月4日、石川裕士撮影

 新型コロナウイルスの猛威は、大学生の進路選択にも影響を与えた。近大相撲部4年で今春卒業する長内孝樹(22)は大会中止が相次いで完全燃焼できなかった悔しさをぶつけようと、「思ってもいなかった」という大相撲入りを決めた。

 青森県鶴田町出身。175センチ、120キロと相撲界では小柄だが、出し投げが得意な技巧派だ。同県の五所川原農林高を経て入学した近大では主に115キロ未満級で土俵に上がり、2年時に全国学生個人体重別選手権で優勝。3年時は世界選手権軽重量級で準優勝した。

 だが、集大成となるはずの昨年はコロナ禍に見舞われた。春には相撲部も活動を休止し、長内も郷里に戻った。予定されていた大会は大半がなくなり「小さい頃から続けてきた相撲をこんな形で終えていいのか」と自問し続けた。そして「自分の中でしこりが残るのは嫌。悔いのないように大相撲でとことんやろう」と決めた。

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