特集

第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

特集一覧

飛躍!今年こそ・健大高崎2021センバツ

第3部 選手紹介/上 /群馬

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
高松将斗選手=群馬県高崎市で2021年2月24日、川地隆史撮影 拡大
高松将斗選手=群馬県高崎市で2021年2月24日、川地隆史撮影

 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催、朝日新聞社後援、特別協力・阪神甲子園球場)は19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。2年連続5回目の選出を決めた健大高崎は、大会初日の第3試合(午後3時20分開始予定)で下関国際(山口)と対戦する。大会での活躍が期待される健大高崎の選手を紹介する。【川地隆史】

ピンチに動じず 高松将斗投手(2年)

 ピンチに動じないメンタルの強さが評価され、昨秋の関東大会からエースナンバーを背負う。「責任感が一層増しました」

 昨秋は直球とスライダーを中心に投球を組み立てていたが、「一つの変化球の調子が悪くても、別の球で勝負できるように」と冬の期間でカーブ、カットボールなど、球種を増やした。さらに、足を高く上げるフォームに改造し、直球の最速は140キロまで伸びた。投球前に「しゃー!」と雄たけびを上げるのも特徴だ。

 これまでは、主に抑えで起用されていたが、センバツでは先発として完投を目指す。「関東大会では野手に助けられて優勝できた。甲子園では投手が勝利に導けるように」と、躍進を誓う。

投手の特徴熟知 綱川真之佑捕手(2年)

綱川真之佑選手=群馬県高崎市で2021年2月24日、川地隆史撮影 拡大
綱川真之佑選手=群馬県高崎市で2021年2月24日、川地隆史撮影

 扇の要として投手陣を引っ張りながら、チームで3番目に多い高校通算21本塁打を放つ強打者。「下位打線でも、相手に脅威を与えたい」と意気込む。

 肩の強さを見込まれ、小4から捕手を始めた。投手一人一人の特徴を把握し、各投手の気持ちの乗せ方も熟知している。「高松(将斗)はヒーロー気質。『お前しかいないだろう』と声をかけています」。前主将で捕手の戸丸秦吾からもらった「良い捕手がいるチームは甲子園に行く」との言葉を胸に、スローイングの向上などに努めている。二塁までの送球タイムは既に戸丸に追いついた。

 強打者ぞろいの甲子園では、投球の組み立てや守備位置の調整で、試合を支配することを目指す。

打率6割超記録 桜井歩夢一塁手(2年)

桜井歩夢選手=群馬県高崎市で2021年2月16日、川地隆史撮影 拡大
桜井歩夢選手=群馬県高崎市で2021年2月16日、川地隆史撮影

 昨秋の県大会、関東大会ともに打率6割超を記録した。「自分の役割は後ろにつなげること」と話す不動のリードオフマンだ。

 入学当初から打撃が秀でていたわけではなかった。むしろ赤堀佳敬コーチからは「勝負弱く、追い込めない性格」と酷評されていた。転機となったのは2年生になってから。2年生チームで3番を任され、「自覚が芽生えた」と振り返る。

 印象に残った試合は、県大会準々決勝でぶつかった宿敵・前橋育英戦。1年生大会で敗北した相手にリベンジを果たした。桜井も2打点を挙げ、自ら成長を実感したという。

 本番まで残りわずか。「全国クラスの投手は甘い球を投げない。練習でも一球一球にこだわりたい」

チームの大黒柱 小沢周平二塁手(2年)

小沢周平選手=群馬県高崎市で2021年2月24日、川地隆史撮影 拡大
小沢周平選手=群馬県高崎市で2021年2月24日、川地隆史撮影

 主将で4番を務める、チームの大黒柱。主将になったことで「自分だけのことを考えるのではなく、チーム全体を自分のこととして捉えるようになった」。小1~中3まで元巨人選手の佐野元国さんの野球教室に通い、打撃の土台を築いた。

 昨年の秋季大会ではチームトップタイの17打点を記録した。そんな打撃能力を買われ、1年秋からスタメン入りを果たしていた。新チームになってからは「プレーで引っ張れ」と、人生初の主将の座につき、時に悩み、仲間に助けられながらチームをまとめてきた。同期に対しての感謝は、言葉では表せないという。「メンバーを外れた仲間のためにも、甲子園では一つでも多く勝たなければならない」と力を込める。

監督の信頼厚く 伊藤翔哉三塁手(2年)

伊藤翔哉選手=群馬県高崎市で2021年2月24日、川地隆史撮影 拡大
伊藤翔哉選手=群馬県高崎市で2021年2月24日、川地隆史撮影

 昨秋の県大会初戦で2打席連続本塁打を放つなど、青柳博文監督の信頼は厚い。

 2011年夏の甲子園に出場した健大高崎をテレビで見て憧れ、入学を決めた。入学当初は周囲のレベルの高さに圧倒されたが、徐々に頭角を現していった。いつも一緒に打撃練習をする仲間2人とは、互いにアドバイスをし合っている。2人とも細かな変化によく気づくタイプで、2打席連続で本塁打を打った試合の前日の練習では、「良い感じじゃん」と声をかけられていたという。

 中学時代、自宅がある千葉から茨城のクラブまで送迎してくれた両親には感謝してもしきれない。両親、祖父母、妹3人の思いを背に、大舞台での快進撃を誓う。

球への執念増す 吉里竜門遊撃手(2年)

吉里竜門選手=群馬県高崎市で2021年2月24日、川地隆史撮影 拡大
吉里竜門選手=群馬県高崎市で2021年2月24日、川地隆史撮影

 昨秋は2番打者として打率4割超を記録し、守備では小沢周平と二遊間コンビを組む。

 元々は控え選手だった。声を出して周囲にアピールすることができず、赤堀佳敬コーチも「頼りなかった」と振り返る。

 転機となったのは、昨秋の県大会の2カ月前にショートのレギュラーだった海老原峻(2年)がけがをしたことだ。海老原からショートを託され、徐々に責任感が芽生えた。「一球に対する執念が増した」と語る。

 沖縄県出身。中学時代に親交があった知名椋平などがいる具志川商との対戦を心待ちにしている。センバツに向け、「できる限りエラーを減らし、打撃でも2番として後ろに良い形でつなげたい」と意気込む。

あわせて読みたい

注目の特集