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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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津波で父を亡くした岩手の19歳 名門・青学大で箱根駅伝目指す

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青山学院大陸上競技部のメンバーとともにキャンパスの外周でランニングをする佐々木塁さん(左)=相模原市中央区で2021年2月11日、西夏生撮影
青山学院大陸上競技部のメンバーとともにキャンパスの外周でランニングをする佐々木塁さん(左)=相模原市中央区で2021年2月11日、西夏生撮影

 被災地のスターが、走る意味を気付かせてくれた。岩手県陸前高田市出身の佐々木塁さん(19)は大学駅伝の名門・青山学院大に昨春進学し、今は箱根駅伝出場を目指している。小学生の時にマラソンの試走に付き合ってくれた父は、10年前の東日本大震災の津波で命を落とした。つらい記憶にさいなまれたこともあったが、小学校の同級生でプロ野球・千葉ロッテの佐々木朗希投手の姿が励みになった。いま「新しいスタートを切ろうとしている被災地の希望になりたい」と活躍を誓う。

 震災の日、小学3年生だった佐々木さんは、海から黒い煙が迫ってくるのを見て、高台へ走って逃げた。父の敏行さん(当時47歳)はいつまでも来なかった。「もしかして……」。不安の中で、盛岡市の母の実家に身を寄せた。約1カ月後、父の遺体が確認された。その後、祖父母の遺体も見つかった。

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