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接種の副反応「現時点で重大懸念なし」専門部会、対応体制に細心

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厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会に臨む森尾友宏部会長(左)=厚生労働省で2021年3月12日午後0時47分、幾島健太郎撮影
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会に臨む森尾友宏部会長(左)=厚生労働省で2021年3月12日午後0時47分、幾島健太郎撮影

 厚生労働省は12日、新型コロナウイルスのワクチン接種後、急性で重いアレルギー反応であるアナフィラキシーの疑い例として医療機関から報告があった17例を詳しく調べたところ、国際的な基準でアナフィラキシーに当たるのは7例だったと明らかにした。ワクチンの安全性について評価する専門部会は「現時点で安全性に重大な懸念はない」と結論づけた上で、「今後も症例を集めて丁寧に解析する必要がある」と指摘した。

全症例回復 発症後の対応が重要

 厚労省の専門部会は、ワクチンの接種と副反応との関係を検証するのが目的だ。この日は重い副反応の一つである、アナフィラキシーの発生頻度が議論の焦点となった。

 薬や食べ物を体に入れると起こる症状で、重篤な場合、意識消失を起こしたり、呼吸が停止したりする恐れもある。ただ、アドレナリン(エピネフリン)やステロイドの投与など適切な治療で症状は改善する。

 国内では、11日までの接種回数18万1184回のうち、医師がアナフィラキシーと判断した報告は37例(12日に1例取り消し)。米国の100万人あたり5人、英国の10万人あたり1~2人に比べて多い。9日の記者会見で田村憲久厚生労働相は「(日本は)米国や英国に比べると多いように見える」と懸念を示していた。

 アナフィラキシーの報告頻度を諸外国と単純に比較するのは難しい。症例の定義が各国で異なる可能性がある…

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