東日本大震災10年

液状化体験、後世に 被災住民が桜植樹 住宅被害177件の久喜・南栗橋 /埼玉

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液状化発生後の南栗橋12丁目の住宅街=埼玉県久喜市で2011年3月12日、斎藤宏司さん提供
液状化発生後の南栗橋12丁目の住宅街=埼玉県久喜市で2011年3月12日、斎藤宏司さん提供

 東日本大震災で地盤が液状化し、177件の住宅被害が生じた久喜市南栗橋地区。被災現場では復旧工事が完了し、震災以前のような新興住宅街の町並みを取り戻している。被災住民らが結成した「南栗橋復興の会」のメンバーらは被害を後世に伝えようと、桜を植樹する活動に取り組んでいる。【古賀三男】

 2011年3月11日、久喜市は最大震度5強を記録。南栗橋地区の約9・9ヘクタールで液状化被害が生じた。住宅被害の内訳は全壊11▽大規模半壊41▽半壊54▽一部破損71――だった。

 「復興の会」会長の布川茂さん(71)の自宅では、駐車場から砂が噴き出し、自宅の玄関前の階段が1段ほど沈んだ。震災翌日に勤務先から帰宅すると、自宅付近の電柱は傾き、電線は垂れ下がり、周辺の住宅も傾いていた。「直せるのかな」。目の前の光景に驚いた。

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