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わが町にも歴史あり・知られざる大阪

人知れず建つ碑や地名などをよすがに、今につながる大阪の知られざる歴史を掘り起こします。

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わが町にも歴史あり・知られざる大阪

/549 東高野街道/45 /大阪

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十三街道の石仏の傍らに神立茶屋辻の説明板。このあたりに茶屋が建ち並んでいたとは、想像しにくい=八尾市神立で2021年2月20日、松井宏員撮影
十三街道の石仏の傍らに神立茶屋辻の説明板。このあたりに茶屋が建ち並んでいたとは、想像しにくい=八尾市神立で2021年2月20日、松井宏員撮影

 ◆八尾市

峠の茶屋、今いずこ

 十三(じゅうさん)街道は、大阪・玉造と奈良・竜田を結び、標高430メートルの十三峠を越える。峠には13の塚が、大和と河内にまたがって並んでいる。古来、塚に触るとたたりがあり、塚に祈ると災難や病気が治まるといわれる。この生駒十三峠の十三塚は、国の重要有形民俗文化財に指定されている。

 伊勢参りの旅人が行き来したし、前回紹介した幕末の志士、伴林(ともばやし)光平は天誅(てんちゅう)組旗揚げの報を受けて、玉造から脚気(かっけ)の足を引きずって峠を越え、大和へ駆けつけた。

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