「アヤ・ナカムラ」人気歌手が問いかける多様性・差別・フランス語

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パリ郊外の音楽祭で歌うアヤ・ナカムラさん=パリで2021年2月12日、AP
パリ郊外の音楽祭で歌うアヤ・ナカムラさん=パリで2021年2月12日、AP

 アヤ・ナカムラはフランスの多様性のかがみか、それともフランス語の「壊し屋」か――。日本人のような名前の女性歌手が、率直な感情表現でフランスの音楽業界を揺るがす存在になっている。「おしゃれなフレンチポップス」のイメージをひっくり返す歌への評価は仏議会も巻き込み、フランスが抱える人種や伝統的な男性優位の慣習などの問題も映し出す。

 名前の響きに「中村彩」と漢字をあててみたくなるが、実は1995年、西アフリカ・マリの首都バマコ生まれの25歳。日本に縁はない。アヤはアラビア語に由来するマリなどに多い本名で、ナカムラは米国で…

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