「がんの子どもたちの力に」 経験者ら、AYA世代支えるイベント

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自ら描いたイラストを使い、井本圭祐事務局長(奥)と一緒にAYA世代がん患者支援イベントのチラシを制作する村上愛璃さん=福岡市南区で2021年3月5日午前11時45分、青木絵美撮影
自ら描いたイラストを使い、井本圭祐事務局長(奥)と一緒にAYA世代がん患者支援イベントのチラシを制作する村上愛璃さん=福岡市南区で2021年3月5日午前11時45分、青木絵美撮影

 15~39歳でがんを発症した「AYA世代」に対する理解を集中的に呼びかけるイベント「AYA week 2021」が14~21日、全国70超の医療機関や支援団体が参加し、初めて開かれる。当事者らが体験を語るオンライン形式のシンポジウムや交流会などをそれぞれが開催する。

 「高校3年のときは就職や進学が決まっていく友達を前にして、自分はどうなるのだろうと焦っていた」。イベント参加団体の一つで、小児がんの発症者や経験者を支援する福岡市南区のNPO法人「にこスマ九州」でイラストレーター兼事務局スタッフとして、高校卒業後の昨春から働く村上愛璃(あいり)さん(19)は振り返る。

 村上さんは高校1年の春、入学後の校内健診で「要検査」と指摘され受けた検査で肺がんと診断された。それまで大きな病気をしたことはない。高校受験の時期に、せき込むことがやや増えたような自覚はあったが、中高年層中心の肺がんにかかるとは、思いもよらなかった。「絵の勉強をしたい」と造形科のある私立高校に入学でき喜んだのもつかの間、手術と半年間の入院生活を余儀なくされた。

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