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五輪記者・内幕リポート

バッハ氏の政治的所作 11月の来日、首相の開催確約探る 「自信満々」わからぬ根拠

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2020年11月17日、国立競技場を視察し、記者団の質問に答えるIOCのバッハ会長=代表撮影
2020年11月17日、国立競技場を視察し、記者団の質問に答えるIOCのバッハ会長=代表撮影

 きらめく光を浴びながら、東京オリンピック・パラリンピックの主会場、国立競技場に立つ小柄な男性。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長だ。人気テレビ番組にならい、こう問いただしたかった。「YOUは何しに日本へ?」

 バッハ氏は昨年11月に来日。新型コロナウイルスの感染が欧州で再拡大し、日本にも第3波が押し寄せようとしていた時のことだ。「タイミングが悪すぎる」と心配する声も聞かれたが、IOCをよく知る政府関係者は「来日の目的は新首相に会う。それに尽きる」とささやいた。

 実は来日前、日本国内で大会の開催機運が高まらないことにバッハ氏はいらだっていた。「日本はどうしてネガティブな情報ばかり流れるのか」。バッハ氏の声は日本側に伝わっていた。報道機関の世論調査では開催を求める声は2~3割にとどまる。開催に強い意欲を示してきた安倍晋三前首相は体調悪化で辞任。後任の菅義偉首相と早く関係を結ぶ必要があった。

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