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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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「小さな命…ありがとう」 津波で犠牲の5歳、語り継ぐ民話

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「翔太ちゃんの民話を聞き、震災について思い出してほしい」と話す鈴木勘也さん=栃木県市貝町赤羽で、2021年3月12日午後4時41分、竹田直人撮影
「翔太ちゃんの民話を聞き、震災について思い出してほしい」と話す鈴木勘也さん=栃木県市貝町赤羽で、2021年3月12日午後4時41分、竹田直人撮影

 「あんなに大きな津波だもの お前の小さな身体なんて、ひとたまりも無かったよな」。福島県南相馬市で東日本大震災の津波の犠牲になった斎藤翔太さん(当時5歳)を取り上げた創作民話「小さな命」。栃木県市貝町の民話グループ「民話きじばとの会」が遺族への取材を元に作ったものだ。同会長の鈴木勘也さん(74)は「あれから10年がたったが、震災のことを風化させてはいけない」と話し、小さな命の読み聞かせ活動を続けている。【竹田直人】

 11日、東京・国立劇場で開かれた政府主催の追悼式。福島県の遺族代表として登壇した翔太さんの父、斎藤誠さん(50)は「翔太の死を無駄にしたくない。きじばとの会の皆さんが創作民話を作り、語り継いでくださっています」と述べた。テレビで追悼式を見ていた鈴木さんは「大事な息子を亡くした斎藤さんに寄り添い、翔太ちゃんのことを伝えていかなければ」と改めて決意したという。

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