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Gender×JAPAN

東京五輪を前に次々と明らかになった日本の深刻なジェンダーギャップ。意識のアップデートのために何が必要?

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「わきまえるのは終わりに」画期的な変化 上野千鶴子さんの希望

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辞任を表明した東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の映像を流す街頭テレビ=東京都千代田区有楽町で2021年2月12日午後5時47分、西夏生撮影
辞任を表明した東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の映像を流す街頭テレビ=東京都千代田区有楽町で2021年2月12日午後5時47分、西夏生撮影

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長による女性蔑視発言から約1カ月。森氏の発言に端を発して、政財界から同じような発言が相次いだ。ジェンダー平等にほど遠い日本の現在地を指し示しているかのようだが、社会学者の上野千鶴子さんは「大きな一歩だ」と振り返る。上野さんの見た希望とは――。【塩田彩/統合デジタル取材センター】

 ※記事の後に森氏発言以降の要人の問題発言一覧があります。

沈黙は同意、笑いは共犯

 ――2月3日の森氏の発言を皮切りに、政財界の重鎮らの発言に批判が相次ぎました。

 ◆森さんの発言に抗議の声を上げた20~30代と、問題発言が相次いだ世代では半世紀くらいの差があるでしょう。半世紀たつと世の中の常識も変わる。それに気がつかなかった鈍感さが問題です。批判された人たちは、今も何が問題だったのか分かっていないと思いますよ。

 ――改めて森氏の一連の発言にどのような問題があると思われますか。

 ◆大きく三…

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