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インスリン注射器でワクチン7回接種に異論 争点は「針の細さ」

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ワクチンをインスリン用の皮下注射器に入れる看護師=京都府宇治市の宇治徳洲会病院で2021年3月8日午後1時47分、鈴木健太郎撮影
ワクチンをインスリン用の皮下注射器に入れる看護師=京都府宇治市の宇治徳洲会病院で2021年3月8日午後1時47分、鈴木健太郎撮影

 新型コロナウイルスの米ファイザー製ワクチンで、インスリン投与用の注射器を使えば1瓶あたり7回の接種が可能と京都府の病院が発表したことを巡り、専門家から異論が出ている。インスリン用の注射針は予防接種用の針より細いことから、非常に繊細なワクチンの成分が壊れてしまう恐れがあるという。

 ファイザー製ワクチンは1瓶0・45ミリリットル入りで、接種の際に生理食塩水1・8ミリリットルを加えて希釈し、2・25ミリリットルにして使う。接種1回分は0・3ミリリットルのため、1瓶で最大7回分取れる。ただ、国が調達している予防接種用の注射器は、接種時に先端に液がわずかに残ってしまうため、実際には1瓶あたり5~6回分が限度だ。また、6回分取るには特殊な形状の注射器が必要で、確保できるかが国の大きな課題となっている。

 インスリン注射器を使う方法は、宇治徳洲会病院(京都府宇治市)が8日に発表した。この注射器は針と一体になっていて液がほとんど無駄にならないため7回分取れるといい、大きな注目が集まった。田村憲久厚生労働相は容認する姿勢を示し、ワクチン接種を担当する河野太郎行政改革担当相も当初、「創意工夫はどんどんやってもらいたい」と称賛した。その後、改めて「インスリンを打たなければいけない人のための注射器であり、国として調達はしない。それぞれの医療機関で余剰があってワクチンに(使う)ということなら、それは医療機関の判断だ」…

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