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苦境のLCC、貨物事業に活路 新型コロナで旅客減少

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段ボール箱を1個ずつ丁寧に手で持ち、ベルトコンベヤーを使ってピーチの機体に載せるスタッフ=成田空港で2021年2月4日午前9時49分、中村宰和撮影
段ボール箱を1個ずつ丁寧に手で持ち、ベルトコンベヤーを使ってピーチの機体に載せるスタッフ=成田空港で2021年2月4日午前9時49分、中村宰和撮影

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で旅客が激減して苦境に立つ日系の格安航空会社(LCC)が少しでも売り上げを伸ばそうと、貨物事業に力を入れている。九州産の新鮮な魚をタイに届ける役割を担うなど、人の往来が難しい中、物流に活路を見いだそうとしている。

日本からタイにアジやブリ

 タイ・バンコクのトンロー日本市場で毎週火曜の朝、カンパチやマアジ、ブリなど九州産の新鮮な魚が取引されている。仕入れた現地の高級スーパーはすぐ店頭に並べ、日本料理店は刺し身にして提供する。

 鮮度が命の魚は福岡空港を出発してから24時間以内に到着する。福岡市の長浜鮮魚市場や鹿児島県垂水市から月曜朝までに福岡空港に集められ、発泡スチロールの箱に保冷剤や袋入りの氷と一緒に詰めコンテナに収納。LCCのジェットスター・ジャパンが午前10時5分発の旅客便で成田空港まで運び、通関業務の後、日本航空の午後6時10分発のバンコク行きに積み替える。1回当たり平均0・1トンを運ぶという。

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