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菅首相長男接待

総務省幹部が「東北新社」に勤める菅首相の長男から接待を受けていた問題。特別扱いの構図が浮かび上がりました。

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携帯値下げも…国と歩調合わせるNTT 接待で何が、消えぬ疑問

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参院予算委員会で国民民主党の矢田稚子氏の質問に答えるため挙手する東北新社の中島信也社長(右端)。中央はNTTの澤田純社長=国会内で2021年3月15日午後3時40分、竹内幹撮影
参院予算委員会で国民民主党の矢田稚子氏の質問に答えるため挙手する東北新社の中島信也社長(右端)。中央はNTTの澤田純社長=国会内で2021年3月15日午後3時40分、竹内幹撮影

 総務省幹部への接待を巡りNTTの澤田純社長が15日、国会に参考人として出席して陳謝した。自社の事業に絡む便宜や総務省への具体的な要望は否定したが、国と歩調を合わせる場面が目立つ近年のNTT。東北新社の中島信也社長も初めて国会に出席し、外資規制違反について総務省との見解の相違もあらわになった。一連の接待問題から派生した疑問の数々は消えそうにない。

 「将来の社会や国際情勢全般について意見交換させていただく場を設けている。業務上の要請であるとか、逆に便宜を受けるとか、そういうようなお話は致しておりません」。NTTの澤田氏は15日の参院予算委員会でこう強調した。

 狙いは何だったのか。澤田氏は接待の席での話題として、このほかに「AI(人工知能)や(社会のデジタル化に向けた次世代技術の)デジタルツイン」などを列挙し、具体的な要望や便宜の存在を重ねて否定した。

 しかし、この日、澤田氏が秋本芳徳電気通信事業部長、鈴木茂樹総務審議官(ともに当時)を2018年11月に接待していた事実が新たに判明。NTTグループ経営陣による総務省幹部への接待は計5件となり、経済界からも「経営トップが官僚相手にここまで直接接待するのは珍しい」(大手企業幹部)との声が上がる。

 NTTは国が3分の1の株式を保有する特殊会社。とりわけ近年は、5G(第5世代通信規格)で海外勢に後れを取…

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