夜のクラブ、贈収賄…急増する自民「空白区」 保守分裂選挙区も

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離党届提出後、記者会見で頭を下げる(左から)自民党の大塚高司氏、松本純氏、田野瀬太道氏=東京都千代田区の自民党本部で2021年2月1日、竹内幹撮影
離党届提出後、記者会見で頭を下げる(左から)自民党の大塚高司氏、松本純氏、田野瀬太道氏=東京都千代田区の自民党本部で2021年2月1日、竹内幹撮影

 自民党が相次ぐ不祥事で、衆院の「空白区」が増え、擁立作業に苦しんでいる。与党は2月、緊急事態宣言下の夜の飲食問題を巡り、計5人が議員辞職や離党。また贈収賄など刑事事件に発展した結果、空白となった選挙区もある。衆院の任期満了まで約7カ月と迫る中、党幹部や地元組織は候補者の発掘を急ピッチで進めるが、派閥間など調整が必要な選挙区も多い。党内ではにわかに「5月解散説」も流れる中、対応に頭を悩ませている。

ベテラン議員「モグラたたきだな」

 「モグラたたき状態だな」。自民党のベテラン議員は、空白区が急速に増加する状況にため息をついた。

 党本部はこの1年、次期衆院選の公認候補者となる支部長選定を進めてきた。中でも苦悩したのが、公職選挙法違反で公判中の元法相の衆院議員、河井克行被告の離党で空席になった広島3区。公明党との調整が難航したが、3月1日に公明の斉藤鉄夫副代表を与党統一候補として擁立することで正式に合意。相互支援も確認して決着した。

 ところが、その間も空白区は急増した。大きな要因は緊急事態宣言下での「会食問題」だ。

 松本純元国家公安委員長(神奈川1区)、田野瀬太道元副文部科学相(奈良3区)、大塚高司元党国対副委員長(大阪8区)が1月に東京・銀座のクラブを訪問していたことが発覚。3人は2月、離党した。公明の遠山清彦元幹事長代理(比例九州)も夜の銀座のクラブ訪問などが判明し議員辞職した。

 自民の白須賀貴樹元文科政務官(千葉13区)も午後8時以降に都内の会員制ラウンジを訪れたことが報じられ、離党した。衆院で一気に…

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