英、核弾頭保有上限を260に引き上げ 中露けん制か 現地報道

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 英紙ガーディアンなど複数の英メディアは16日までに、英政府が核弾頭の保有数上限を現行の180から260に引き上げる方針を固めたと報じた。英政府は東西冷戦終結後の外交・安全保障政策を包括的に見直す「統合レビュー」を16日に発表する予定で、この中で説明するとみられる。

 英タイムズ紙が入手したレビューの内容によると、英政府は中国の軍事的近代化やアジアなどでの発言力拡大を「英国の国益を脅威にさらす」と警戒している。英国は欧州連合(EU)離脱後の戦略として、国際社会でのプレゼンスを高める「グローバルブリテン」構想を描いており、インド太平洋への関与強化を打ち出す。核増強には、中国、ロシアをけん制する意味合いもありそうだ。

 ストックホルム国際平和研究所によると、昨年1月時点の世界の核弾頭は推計1万3400発。英国は配備中が120発で、それ以外を含めると215発と推定される。英政府は2020年代半ばまでに180発にする方針を決めていた。

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