「上司のパワハラが原因」消防署員自殺で両親が提訴へ 山口・宇部

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裁判所=ゲッティ
裁判所=ゲッティ

 山口県宇部市の宇部中央消防署員だった松永拓也さん(当時27歳)が自殺したのは当時の上司のパワーハラスメントが原因だったとして、両親が16日、国家賠償法に基づき、宇部・山陽小野田消防組合を相手取って慰謝料など約1億円の損害賠償を求める訴訟を山口地裁宇部支部に起こす。

 訴えによると、松永さんは2019年1月23日、パワハラや先輩署員の金銭問題、組織の隠蔽(いんぺい)体質を指摘する遺書を残して自宅で命を絶った。両親は、松永さんへのパワハラ行為が職場で横行しており、自殺の引き金になったと訴えている。

 19年8月にまとめられた外部調査委員会の報告書では、松永さんは組織に不信感が募る中、消防車の部品損傷を巡る副署長からの叱責などをきっかけに組織への抗議のため自殺したとされた。一方、消防組合は21年1月、当時の副署長のパワハラを認定して減給の懲戒処分としたものの、パワハラは自殺の主要因ではないとの見解を示している。

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