つくばのベンチャー、人工衛星軌道投入に成功 宇宙で光通信挑戦

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)の配信映像から、日輪(テレビ画面下部の立方体)が宇宙空間に放出される様子を見守るワープスペース最高経営責任者の常間地悟さん(左)と、五十嵐立青・つくば市長=茨城県つくば市吾妻2で
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の配信映像から、日輪(テレビ画面下部の立方体)が宇宙空間に放出される様子を見守るワープスペース最高経営責任者の常間地悟さん(左)と、五十嵐立青・つくば市長=茨城県つくば市吾妻2で

 筑波大発の宇宙ベンチャー企業「ワープスペース」(茨城県つくば市)が開発した超小型人工衛星が14日夜、国際宇宙ステーション(ISS)から予定の軌道に投入された。県内の民間企業による人工衛星の軌道投入は初。同市内では関係者が宇宙に放出される瞬間を見守り、成功を祝った。

 開発されたのは超小型通信衛星「WARP―01」(通称・日輪)。一辺約10センチの立方体で、当面は地上約400キロの高度で飛行、地球を約90分で1周する。2月21日に米バージニア州から打ち上げられた無人補給機「シグナス」で、他の超小型衛星と共にISSまで運ばれていた。

 同社は世界初となる、小型衛星を活用した宇宙空間での光通信サービスの開発に取り組んでいる。対象は高度が低い軌道(低軌道)を周回する衛星で地球の観測を行う事業者。低軌道では、衛星が地上局の上空周辺を通る時間しか通信できないため、観測データを送れる時間も限られている現状がある。

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