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熱血!与良政談

長年、政治の裏側を取材してきた与良正男専門編集委員が、永田町に鋭く斬り込みます。

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もうけ主義の落とし穴=与良正男

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 徳島大学(徳島市)で13日に開かれた市民公開シンポジウムにパネリストとして招かれて、元文部科学事務次官の前川喜平氏と2人で出かけてきた。

 企画したのは以前、本欄で紹介した饗場(あいば)和彦教授(政治学)。元読売新聞記者で、平和教育や人権教育にも力を入れている人だ。

 今回のテーマは「教育と大学の明日を考えよう」だった。新型コロナウイルスの感染防止に気を使いながらの開催だったが、地元市民ら約100人が集まった。

 基調講演で前川氏が「自分にも責任がある」と言いながら訴えたのは、今の大学教育は人文・社会科学が軽視され、切り捨てられつつあるという強い危機感だった。

 政府が重きを置いているのは科学技術である。新技術が誕生すればやがて製品となって経済利益をもたらすかもしれない。そして国防のため、防衛装備品の開発にもつながるという理由なのだろう。

 菅義偉内閣が発足して半年。この傾向は…

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