展覧会 堀浩哉展「触れながら開いて」(ミヅマアートギャラリー)ほか 過去と現在、重ねる生=評・高橋咲子

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「触れながら開いて 5」(左)
「触れながら開いて 5」(左)

 東日本大震災とコロナ禍、二つのできごとを考えるとき、私たちは同時にこの間の時間にも思いをはせるのではないだろうか。美術家、堀浩哉(1947年生まれ)の二つの作品からは、過去と向き合いながら現在を、現在を見つめながら過去を考える視線が浮かぶ。

 まずは、東京・神楽坂のSpace√K(03・6280・8808)で展示される、堀えりぜ(48年生まれ)とのインスタレーション「記憶するために わたしはだれ?」。四方の壁には、寄せ打つ波の映像が投影されている。床には40個の小さなスピーカー。耳を傾けると、一つ一つから亡くなった人の名前が聞こえてくるのに気づく。さ…

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