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第103回全国高校野球選手権

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目指せ頂点・21センバツ敦賀気比

甲子園の経験伝授 後輩へ「活」入れ 李開、川下竜世両コーチ /福井

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練習でノックをする李開コーチ=福井県敦賀市沓見の敦賀気比高校野球場で、大原翔撮影 拡大
練習でノックをする李開コーチ=福井県敦賀市沓見の敦賀気比高校野球場で、大原翔撮影

 第93回選抜高校野球大会に出場する敦賀気比でコーチを務める李開さん(29)と川下竜世さん(27)は高校時代、同校のレギュラーとして甲子園に出場した。「甲子園は実力を発揮できないことも、持っているもの以上の力が出せることもある場所」。その時の経験を指導に生かし、2度目のセンバツ制覇を目指している。【大原翔】

 李さんは高校時代に2度甲子園の土を踏んだが、いずれも初戦で敗退。川下さんは2年時にセンバツで8強まで進んだ。2人とも、東哲平現監督がコーチを務めていた時の選手で、「いつか戻ってこいよ」と声をかけられたのがきっかけでそれぞれ2014年と19年にコーチに就任した。川下さんは「不真面目だった自分を指導してくれた東監督をまた日本一の男にしたい」と話す。

 李さんは高校時代、甲子園の雰囲気にのまれて実力を発揮できない選手を何人も見た。「試合でベストを出すには一球一球への集中力が大事」という教訓から、何本も連続でバッティングをする練習で選手が1本でも気を抜いたスイングをすると「しっかり振れ」と指摘するなど、常に緊張感を持つよう指導している。

打撃フォームの指導をする川下竜世コーチ=福井県敦賀市沓見の敦賀気比高校野球場で、大原翔撮影 拡大
打撃フォームの指導をする川下竜世コーチ=福井県敦賀市沓見の敦賀気比高校野球場で、大原翔撮影

 川下さんは、選手に「甲子園はどんな場所か」と問われると、「思い通りのプレーができないことも、実力以上のものを発揮できることもある場所」と答える。自身はセンバツ開幕直前の甲子園球場での練習で気持ちが高ぶりミスを連発。だが天理(奈良)との初戦では会心の一打を放った。想像以上の力は出せたが、事前に甲子園でのプレーをイメージしておくことが大切と選手にアドバイスしている。

 チームは23日に常総学院(茨城)との初戦を迎える。2人は「今のチームにセンバツを制する力はある。あとは甲子園でどれだけその力を出せるかだ」と期待する。

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