空自のYS11初号機、ラストフライト 64年東京五輪で聖火を輸送

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 戦後初の国産中型旅客機「YS11」をベースに航空自衛隊が導入した「151号機」が17日、拠点とする入間基地(埼玉県)でラストフライトをした。当初は人員輸送機、その後も航空管制施設の点検機として、半世紀あまりにわたって日本の空を飛び回ってきたが、2020年度をもって引退する。

 YS11は、政府と民間企業が出資した特殊法人「日本航空機製造」が開発した双発プロペラ機。民間航空会社や海上自衛隊、海上保安庁が導入し、1964年の東京五輪では聖火の国内輸送に使われたことでも知られている。

 空自は64~71年度に計13機を取得し、151号機はその第1号。当初は人を輸送していたが、92年の改修以降、飛行機を無線誘導する自衛隊施設の設備が正確に作動しているかを確認する点検機「YS11FC」に。垂直尾翼に描かれている赤い市松模様が特徴で、入間基地に所属する自衛隊唯一の「飛行点検隊」が運用してきた。最も多い時には3機あったYS11FCも151号機を残すのみとなっていた。

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