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BTS、アジアから世界へ 英米メディアは「21世紀のビートルズ」

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「第63回グラミー賞」でパフォーマンスを披露するBTS=AP
「第63回グラミー賞」でパフォーマンスを披露するBTS=AP

 韓国のポップグループとして初めてグラミー賞にノミネートされたヒップホップボーイズグループ「BTS」。15日(日本時間)の発表では受賞はならなかったが、パフォーマンスはもちろん、「ブラック・ライブズ・マター(BLM、黒人の命は大事だ)」などの社会運動にも関わることで音楽の枠を超えた若者世代の象徴として世界を席巻している。グループの歩みを振り返りつつ、識者に人気の秘密を聞いた。【広瀬登】

米ビルボードの1位に輝く

 BTSのメンバーは、RMさん(26)、SUGAさん(28)、JINさん(28)、J―HOPEさん(27)、JIMINさん(25)、Vさん(25)、JUNG KOOKさん(23)の7人。2013年にデビュー。「10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬく」との思いを込めた「防弾少年団」の別名を持ち、名称はその韓国語表記をローマ字で表した「Bangtan Sonyeondan」に由来する。

 韓国音楽界の新人賞を相次いで受賞し、14年に日本でもデビュー。17年には米国の3大音楽賞の一つ「アメリカン・ミュージック・アワード」の授賞式でステージを披露。20年8月発表のシングル「Dynamite」は、米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」の1位に輝いた。アジアのアーティストが同チャートで1位になるのは、坂本九さんの「SUKIYAKI(上を向いて歩こう)」(1963年)以来、57年ぶりの快挙だった。

マイケル・ジャクソン級の衝撃

 「音楽のオリンピックとも言えるグラミー賞にノミネートされること自体がすごいこと」とは音楽評論家の富澤一誠さん。「ヒ…

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