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兵庫県尼崎市で2005年4月に乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故について、反省や教訓などをまとめた冊子「将来にわたる鉄道の安全の実現に向けて」をJR西日本が作製した。これまでの取り組みを中心にまとめたものだが、事故後に入社した社員が全体の半数を超える中で風化させないよう、「安全の羅針盤」として社内教育に活用する。17日の定例社長記者会見で発表した。
同社によると、事故後に入社した社員は2020年4月1日現在、全社員の52・1%(約1万4150人)を占める。事故から15年以上が過ぎ、「日常的に取り組んでいる安全対策の趣旨について、事故を知らない社員は理解できていない懸念がある」(安全推進部)として今回の冊子を新たに作製した。
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