柏崎刈羽原発 検査官が明かした特別指示の「抜き打ち検査」

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
抜き打ち検査を実施した渡辺健一所長=新潟県柏崎市三和町の柏崎刈羽原子力規制事務所で2020年8月25日、内藤陽撮影
抜き打ち検査を実施した渡辺健一所長=新潟県柏崎市三和町の柏崎刈羽原子力規制事務所で2020年8月25日、内藤陽撮影

 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)で発覚した最悪レベルの核セキュリティーの不備で、原子力規制庁が不備を発見したのは「抜き打ち検査」だった。柏崎刈羽原子力規制事務所の渡辺健一所長が17日、毎日新聞の取材に応じ、自ら抜き打ち検査をしたことを明らかにした。【内藤陽】

 渡辺氏によると、実施したのは2月21日午後9時。日曜日の夜だった。東電はこの2日前に「核物質防護規定違反の可能性がある複数の事案を規制庁に報告した」と公表したが、詳細は明かしていなかった。

 原発の核セキュリティーに関する検査は、本庁の検査官が出張して担当するのが通例だ。規制事務所員は専門の訓練を受けていないためだ。だが、事態を重く見た原子力規制委員会の更田豊志委員長から渡辺氏に「休日、夜間に生の現場の状況を見てほしい」と特別な指示があった。

この記事は有料記事です。

残り592文字(全文944文字)

あわせて読みたい

注目の特集