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やはり「まだ10年」か

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「岸辺の亀とクラゲ」の南沢奈央=二石友希撮影
「岸辺の亀とクラゲ」の南沢奈央=二石友希撮影

 地震と津波、そして過酷な原発事故から10年たった福島県浜通りの被災地を訪ねた。人の住めない帰還困難区域にあるJR常磐線双葉駅や夜ノ森駅のこぎれいな駅舎が、復興という言葉と現実との大きな乖離(かいり)を突きつける。

 その翌日に東京で見た方丈の海2021プロジェクト・YONEZAWA GYU OFFICE「方丈の海」(12~14日、座・高円寺1、石川裕人作、渡部ギュウ演出)は、まるで目にしてきたばかりの光景の続きのようだった。

 震災の1年半後、東北の演劇人らによって仙台で初演。津波に襲われた三陸沿岸部の映画館を舞台に、10年後の被災地の姿を予言めいた筆致で描く。その作品世界と同じく、震災10年後に実現した東京公演が意義深い。

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