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第103回全国高校野球選手権

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京都・センバツ初出場物語

/6止 乙訓(第90回・2018年) /京都

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府立新興校、初戦快勝

 センバツの京都勢は戦後復活2回目の第20回(1948年)の決勝で、ともに京都市立の京都一商(現西京)が京都二商(廃校)を破って初めて紫紺の大旗を手にした。その後も北嵯峨、鳥羽など公立校の活躍が目立つのも特徴の一つだ。

 第90回記念大会(2018年)には、府立の新興勢力として乙訓が春夏通じて初の甲子園出場を果たした。10年にスポーツ健康科学科が開設され、鳥羽が53年ぶりにセンバツ出場を果たした00年に主将だった市川靖久監督が15年に就任。6カ所同時に打撃練習ができる室内練習場などの施設も生かして順調に力をつけ、17年秋の府大会を初めて制し近畿大会で4強入りしていた。

 甲子園初戦となったおかやま山陽との2回戦は、下位打線の活躍もあって中盤で逆転。左腕・富山から右腕・川畑への継投もはまり7―2で快勝した。三重との3回戦は1―2で惜敗したものの、持てる力を十分に発揮した戦いぶりは印象的だった。市川監督は「自分の経験や関係者からの情報収集で、試合までの時間の流れ、風の向き、ボールの見え方などを把握。できる限りの準備をした」と選手が気持ち良く、試合に入れるようにした工夫を語る。

 臆することなく戦えれば、初出場校にも大きな可能性が広がっている。【矢倉健次】=おわり

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