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弁天埠頭と修学旅行 /大阪

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数多くの紙テープが行き交う中、出発する修学旅行船。大阪の高校生らが九州に向かった=1966年3月10日撮影
数多くの紙テープが行き交う中、出発する修学旅行船。大阪の高校生らが九州に向かった=1966年3月10日撮影

 JR弁天町駅から北西に1キロほど歩くと、かつての大阪の海の玄関口にたどり着く。1965(昭和40)年に開業した大阪港弁天埠頭(ふとう)で、大阪と別府や松山、高松をつなぐ客船が発着していた。

 66(昭和41)年3月11日の毎日新聞大阪本社版の朝刊に、弁天埠頭の様子が紹介された。春の海の観光シーズンが始まり、修学旅行の高校生が乗船したという記事だ。

 約300人の高校2年生が、関西汽船の修学旅行専用船「わかば丸」に乗船して別府に向かった。写真には「紙テープの別れ」の様子が写っている。生徒らは船内で船や海の知識を学びながら、春の瀬戸内海の旅を楽しんだという。この頃、京阪神や四国、九州の高校や中学校から数多くの修学旅行の申し込みがあったようで、17万人の修学旅行生を運ぶという関西汽船の話で記事は締めくくられている。

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