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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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吹け赤い旋風

聖カタリナ 戦力分析/上 攻撃力 4番川口選手 公式戦8打点 質こだわり「強打」体現 /愛媛

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2021年3月の対外試合で特大アーチをかけた川口翔大選手(右)=松山市で、遠藤龍撮影 拡大
2021年3月の対外試合で特大アーチをかけた川口翔大選手(右)=松山市で、遠藤龍撮影

 3割2厘――。2020年秋の地区予選・県大会、四国地区大会を通じた聖カタリナ学園のチーム打率だ。攻めを前面に押し出したプレーで「打ち勝つ野球」を掲げる。

 そんな強力打線の中心は4番に座る川口翔大(しょうだい)内野手(3年)。今チームでの公式戦打率4割4分、8打点を誇る。長打力に定評があり、県大会準決勝・小松戦では初回2点本塁打でチームに勢いをつけた。再び小松と戦った四国地区大会準決勝では、3打席連続で申告敬遠されるほど脅威をもたれた。対外試合の解禁日、3月6日に県内の強豪2校相手に計2ホーマーと、本番を間近に控えて仕上がりも上々だ。

 得点圏で確実に走者を還すため、上位打線にはいずれも打率4割超の高岡唯(ゆうゆ)外野手(3年)、足達遥都(はると)捕手(3年)を配置。特に高岡選手は身長が1年弱で10センチ伸び、体重もその分増加するなどパワーアップ。秋の大会では四死球を9個獲得するなど選球眼のよさにも定評がある。

 この他、四国地区大会準決勝で延長十二回の末、決勝点を挙げた「クラッチヒッター」の堀越璃雄(りお)内野手(3年)、二、三塁打を4本放ち、打撃も得意な主戦・桜井頼之介(よりのすけ)投手(3年)、コンスタントに安打を量産する上田将史(まさふみ)内野手(3年)など地力のある選手がそろっている。

 冬は、基本的な体幹トレーニングで基礎力の向上に努めた他、スイングスピードを上げるため「質」にこだわった素振りにも力を入れた。越智良平監督(40)はチームの状態について「練習試合で6、7本の本塁打があるなど長打が出始めている。冬の練習成果が出てきた」と高評価を与える。甲子園で「強打のカタリナ」を体現できるか注目が集まる。

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 第93回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催)は19日開幕する。大会第5日の23日、第1試合で優勝候補の1校にあげられる東海大菅生(すがお)との初戦を迎える県勢の聖カタリナ学園。チームの「打撃力」「守備力・投手力」を2回に分けて分析する。


おことわり

 本日紙面から選手の学年は新学年表記とします。

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