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森喜朗氏の女性蔑視発言騒動 相手への想像力大切に=円谷美晶(東京運動部)

日本オリンピック委員会評議員会での女性理事を巡る発言について取材に応じ、発言を撤回した東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長=東京都中央区で2月4日午後2時15分(代表撮影)
日本オリンピック委員会評議員会での女性理事を巡る発言について取材に応じ、発言を撤回した東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長=東京都中央区で2月4日午後2時15分(代表撮影)

 女性蔑視発言をきっかけに、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会のトップが交代する騒動から1カ月が過ぎた。浮かんできた問題とは何だったのだろうか。教訓をどう生かせばいいのだろうか。今もずっと考えている。

 組織委前会長の森喜朗氏は、2月3日に東京都内で開かれた日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」「女性というのは競争意識が強い」「私どもの組織委の女性は、みんなわきまえておられる」などと発言した。国内外のメディアから「性差別」と厳しく批判を受けた。発言を撤回して謝罪したものの、「解釈の仕方」などと批判に納得のいかない様子で辞任した。

 森氏の発言を聞いて、私の頭に現役女子サッカー選手の下山田志帆さん(26)の顔が浮かんだ。2019年に同性パートナーの存在を公表し、性の多様性を発信している下山田さん。「お互いの違いを受け入れ、誰もが自分らしく生きられる社会になってほしい」という考えや姿勢に共感し、取材を続けている。

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