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丸川大臣も…別姓反対論者の「家族の一体感が壊れる」幻想

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参院予算委員会で、選択的夫婦別姓制度を巡る社民党の福島瑞穂党首の質問に答えるため挙手する丸川珠代男女共同参画担当相(左)=国会内で2021年3月3日午後1時59分、竹内幹撮影
参院予算委員会で、選択的夫婦別姓制度を巡る社民党の福島瑞穂党首の質問に答えるため挙手する丸川珠代男女共同参画担当相(左)=国会内で2021年3月3日午後1時59分、竹内幹撮影

 もう何度書いてきただろう。選択的夫婦別姓の議論について、である。夫婦や家族のスタイルによって同姓・別姓を自由に選べるようにしようという制度だが、実現を阻んできたのが自民党などの同姓強制論者たち。別姓を認めると「家族の一体感を喪失させ、家族の解体を招く」らしい。改めてそのバカバカしさを考えたい。【吉井理記/統合デジタル取材センター】

安倍氏も力説「家族が解体」

 さすがのこの人もあきれてしまった。社民党党首、福島瑞穂さんである。

 「何度も何度も問いかけて、やっと出てきた答えが『家族の一体感』。拍子抜けしましたが、もう、そういう言葉で説明するしかないのでしょう。そもそも説明になってすらいませんが……」

 それは3月3日、参院予算委員会でのこと。選択的別姓に反対していたことが明らかになった丸川珠代・男女共同参画担当相に、福島さんが「なぜ反対なのか」と8回にわたって問いただし、やっと引き出したのがこれ。

 「家族の一体感について議論があって、これは家族の根幹に関わる議論なんだなという認識を持ったということ」という答えだった。

 つまり、選択的別姓を認めると「家族の一体感が損なわれてバラバラになり、家族の解体を招く」という、選択的別姓に反対する人たち、つまり同姓強制論者たちの間で繰り返されてきたフレーズであった。安倍晋三前首相も…

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