ブラック校則「下着は白」全小中学校が見直しへ 鹿児島市教委

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鹿児島市役所=菅野蘭撮影 拡大
鹿児島市役所=菅野蘭撮影

 鹿児島市内のすべての市立小中学校で、下着の色を白に限定している校則が見直される見通しとなった。校則は学校ごとの判断で定めているが「ブラック校則」と呼ばれる非合理的な一部の内容が各地で問題となる中、「白」への限定を外したり「華美でないもの」などと表現を改めたりする学校が相次ぎ、市教委によると新年度中の2022年3月までに全校で見直される。

 鹿児島市教委によると、以前は休校中を除く、市立小学校78校の一部、市立中学校38校の大多数で、下着の色を白と限定する校則があった。

 これに対し、市教委は学校幹部への研修会で校則について、社会環境や状況の変化に対応しているか▽性別や人権にかかわることで細かく定める妥当性はあるか――などの指針を示してきた。下着については「『白』と限定することで、学校が下着の色を確認するとの誤解を与え、人権侵害と受け取られかねない」との見解を出していた。

 こうした流れを受けて、各校ともここ数年で見直しが進んだとみられる。印刷の都合で生徒手帳への反映が間に合わないケースもあるが、全校が市教委に対して新年度中の見直し方針を伝えているという。市教委は「校則に対する社会の関心が広がったことも理由の一つ」との見方を示している。

 この問題は鹿児島県議会でも取り上げられ、開会中の3月議会で議員が「下着の色を指定したり、聞いたりすること自体が社会一般ではセクハラにあたる」と指摘した。東條広光教育長は「成長した際の社会的マナーであるとか、周囲を不快にさせないとか、そういった教育の観点から定めているもの」と答えている。【菅野蘭】

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