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第94回センバツ高校野球

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第93回選抜高校野球 きょう開幕 東海大菅生支えるOB学生コーチ 指導者とつなぎ、助言 /東京

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練習中に笑顔を見せる学生コーチの垣田大雅さん(左)と坂本幹太さん(中央)=あきる野市菅生で 拡大
練習中に笑顔を見せる学生コーチの垣田大雅さん(左)と坂本幹太さん(中央)=あきる野市菅生で

 <センバツ高校野球>

 19日に開幕する第93回選抜高校野球大会に出場する東海大菅生の選手たちを支えるのは、亜細亜大を今月卒業した垣田大雅さん(22)と、桐蔭横浜大生の坂本幹太さん(20)の学生コーチだ。2人とも硬式野球部OBで、後輩たちと寮で生活し、年齢の近い立場で助言をしてきた。

 垣田さんは高校時代に内野手からマネジャーに転向。大学でも硬式野球部マネジャーを務めたが、進路に悩むようになった。「何をやりたいのか分からなくなって」相談すると、宮原上総(かずさ)コーチ(現部長)が「声を出し、気持ちで取り組んでいた(高校時代の)姿勢が薄れているのでは」と助言してくれた。高校時代、誰よりも大きな声を出した「原点」を思い出した。母校を訪れて、高校生と触れ合う中で教職への思いが強くなったという。

 甲子園に届かなかった代の自分に伝えることがあるのかと悩んだこともある。でも、あいさつや礼をすること、頑張る姿は誰かが見てくれていることなど「菅生で学んだ大切なことを伝えたい」と思い直した。春から東海大菅生の教壇に立つ。

 坂本さんも自由な学生生活を捨て、昨年8月に母校の寮に戻った。選手たちと午前6時半に起き、日中は大学のオンライン授業を受ける。夜は自主練習に付き合い、土日は練習や試合に同行する。

 厳しい生活だが「誰にでもできるわけでない経験をしている。一緒に戦えるのがうれしい。選手と指導者の間をつなぎ、言いにくいことを伝えるのが役割だ」と考えている。【林田奈々】

〔都内版〕

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