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第103回全国高校野球選手権

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吹け赤い旋風

聖カタリナ 戦力分析/下 守備力 8試合で失策四つ 三振の山、頼れる主戦 /愛媛

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主戦の桜井頼之介投手=高知県で2020年10月31日、遠藤龍撮影 拡大
主戦の桜井頼之介投手=高知県で2020年10月31日、遠藤龍撮影

 夏に比べて気温が低く疲労が少ない春は「投高打低」の傾向が強いとされる。打のチームを目指す聖カタリナ学園にとっても投手や守備の出来は勝利に欠かせない。

 新チーム発足後、公式全8試合で失策はわずかに四つ、うち7試合を2失点以内に収めている。本格右腕の主戦・桜井頼之介投手(3年)が先発し、堅実な守備で支えるというのが必勝パターンだ。

 桜井投手は公式8試合全てに登板し4戦で完投、防御率は1・15と絶対的な安定感をみせる。身長170センチ、体重58キロと決して大柄ではないが、しなやかな腕の振りで最速145キロ。切れのあるスライダーやチェンジアップを交えて奪三振は51。この冬は食事量を多くして体重アップを目指しつつ、手元でかすかに曲がる「ツーシーム」の体得にも力を入れた。

 2番手に挙げられるのが仲田隆晟(りゅうせい)投手(3年)。身長184センチ、体重74キロと恵まれた体格を生かし、最速139キロの角度のある直球を武器に2試合に登板、明徳義塾(高知)との四国地区大会決勝では6回を投げて2失点と強豪校相手に堂々と渡り合った。外野を兼務する左腕・井上翼選手(2年)は、打者の手元でわずかに曲がる速球「ムービング・ファストボール」を得意とする。

 1試合平均失策は0・5個と堅守を誇る野手陣。なかでも抜群のフィールディングを見せるのが川口翔大内野手(3年)。四国地区大会準決勝・小松戦では同点で迎えた九回1死一、二塁の場面でセンターへのライナーをジャンピングキャッチ。そのまま二塁を飛び出していた走者もアウトとし、最大の危機を救った。

 また“守備職人”としてチーム内でも評価が高い上田将史内野手(3年)、守備範囲の広い田代勝也外野手(3年)らはセンターラインのポジションを任されることが多く、好打者が集まる甲子園でいかに失点を抑えられるかが鍵になりそうだ。(この項は遠藤龍が担当しました)


聖カタリナの投手成績(公式戦のみ)

      試合数 完投  投球回 被安打 奪三振 四死球 失点 自責点 防御率

桜井頼之介   8  4 55    35  51  20  8   7 1.15

仲田隆晟    2  0  7     4   3   4  2   2 2.57

堀越璃雄    2  0 32/3   2   1   1  1   0 0.00

井上翼▽    1  0  2     1   1   2  0   0 0.00

高岡唯▽    1  0 11/3   1   3   2  0   0 0.00

 ▽は左投げ

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