特集

ミャンマークーデター

ミャンマー国軍がクーデターを起こし、アウンサンスーチー氏らを拘束。市民や国際社会からは抗議と批判が相次いでいます。

特集一覧

「デモ隊を銃で撃て」命じられたミャンマー国軍兵士 武力弾圧の実態

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
インドに逃れ、シェルターに身を寄せるミャンマーの国軍兵士や警官=インド北東部ミゾラム州で2021年3月13日、松井聡撮影(画像の一部を加工しています)
インドに逃れ、シェルターに身を寄せるミャンマーの国軍兵士や警官=インド北東部ミゾラム州で2021年3月13日、松井聡撮影(画像の一部を加工しています)

 国軍がクーデターで全権を握り、抗議デモが続くミャンマーで、隣国のインドに逃れた軍人や警官が3月中旬、現地の避難先で毎日新聞の取材に応じた。20代の国軍兵士の男性は、上官から「必要があれば、ちゅうちょなくデモ隊に自動小銃を撃てと命じられた」と証言。デモに「抑制した」対応を取っていると主張する国軍だが、市民の犠牲をいとわず、武力で弾圧しようとしている実態が明らかになった。

 この男性は、クーデターが起きた2月以降、上官の指示でデモの鎮圧に2回参加した。いずれもデモ隊は数百人規模で、国軍側はデモに対峙(たいじ)する最前列に、警官約50人を配置。男性を含む国軍兵士約40人は約6メートル後方で、ミャンマー製のアサルトライフル(自動小銃)「MA―1」を構えて待機した。上官は「事前に道路に引いた線より前にデモ隊が進んできたら、リーダー役の人物を狙って撃て」と命令。だが、発砲する事態にはならなかったという。一部の警官も実弾を込めた銃を持っていた。

 また、男性は上官から、…

この記事は有料記事です。

残り2163文字(全文2596文字)

【ミャンマークーデター】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

注目の特集