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第103回全国高校野球選手権

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目指せ頂点・21センバツ敦賀気比

地元からエール届け!! 演奏禁止にも奮起、動画で応援 ダンス・チア部と吹奏楽部 /福井

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野球部員を応援するため、校歌に合わせて踊るダンス・チア部の部員たち=福井県敦賀市沓見の敦賀気比高校野球場で2021年3月19日午後0時31分、大原翔撮影 拡大
野球部員を応援するため、校歌に合わせて踊るダンス・チア部の部員たち=福井県敦賀市沓見の敦賀気比高校野球場で2021年3月19日午後0時31分、大原翔撮影

 第93回選抜高校野球大会は、新型コロナウイルス感染防止のためアルプススタンドでのブラスバンドの演奏が禁止されている。球場での応援を楽しみにしてきた敦賀気比のダンス・チア部と吹奏楽部の部員たちは落胆したが、ダンス・チア部は応援動画を撮影し、敦賀から応援する気持ちを届ける。【大原翔】

 野球部が甲子園に出場した際、吹奏楽部は各選手の専用曲など15~20曲を用意していた。だが今年は、準備を始める前の2月中旬に甲子園でのブラスバンドの演奏が禁止された。

 曲の振り付けを担当するダンス・チア部部長の松山唯香さんはセンバツ出場決定後、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で「頑張って」とメッセージを送るなど野球部員と仲がいい。それだけに、ブラスバンドの演奏禁止を知った時は「とてもショックで、すぐには受け入れられなかった」と振り返る。

 それでも、遠く離れた敦賀から選手たちを応援しようと、部ではダンスの動画を部のホームページに掲載することを計画。19日に校歌に合わせたチアダンスとメッセージを同校野球場で撮影した。上級生が順番に「ダンスが少しでも皆さんの力になればうれしいです」などと口にした後、約20人の部員が笑顔で踊り、最後に全員で「頑張ってください!」と元気よく締めくくった。松山さんは「球場には行けないが、応援する気持ちはどの学校にも負けない。頑張ってほしい」とエールを送る。顧問の羽生美香教諭(37)も「ダンスに込めた応援の気持ちが選手に届いてくれたらうれしい」と話す。

 吹奏楽部の部員も甲子園での応援を待ち望んでいた。2015年のセンバツ優勝以降、甲子園での演奏に憧れて入部する生徒が増えた。クラリネットを担当する部長の田中彩月さんは、19年夏の甲子園に同校が出場した時、現地で演奏。猛暑での演奏は大変だったが、全力で試合に臨む球児の姿に勇気づけられ、やり遂げられた。「活気あふれるあの空間でまた演奏したい」と思っていただけに落ち込んだ。だが、今は20日の定期演奏会への出演に気持ちを切り替え、練習に励んでいる。田中さんは「甲子園には行けないが、演奏会で頑張ることで応援したい」と意気込む。

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