特集

入管・難民問題

国外退去処分になった外国人の入国管理施設での扱いが注目を集めています。難⺠に厳しいと言われる日本。人権は守られている︖

特集一覧

「体がどんどん痛くなる」入管で死亡女性の届かなかった叫び

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
スリランカ人女性の死亡を巡り名古屋出入国在留管理局に抗議の声を上げる支援者ら=名古屋市港区で2021年3月18日午前10時40分、川瀬慎一朗撮影
スリランカ人女性の死亡を巡り名古屋出入国在留管理局に抗議の声を上げる支援者ら=名古屋市港区で2021年3月18日午前10時40分、川瀬慎一朗撮影

 名古屋出入国在留管理局(名古屋市港区)に収容中の30代のスリランカ人女性が死亡した問題で、女性が一時的に収容を解く「仮放免」を2月下旬に申請した際、体調悪化が進んでいることを訴え、「外で検査を受け安心して生活したい」と求めていたことが明らかになった。この問題では上川陽子法相が調査を指示しており、入管側は19日、野党議員らに都内で現状を説明したが「調査中」や「プライバシー」を理由に具体的回答をせず、議員側からは「不透明な対応だ」と厳しい批判が続出した。【和田浩明】

死亡女性「15キロ以上痩せてしまった」

 この女性が亡くなる3日前の3月3日に面会した支援団体START(外国人労働者・難民と共に歩む会)顧問の松井保憲さん(66)は、体調の悪化ぶりに「このままでは死んでしまう」と考え、名古屋入管に入院などの措置を取るよう申し入れている。入管側は「2月と3月に外部の病院で診察を受けた」と説明しているが、診断日や死因は明らかにしていない。

 支援者によると、女性は1月4日と2月22日に仮放免申請を出した。1回目は2月16日に却下され、2回目は亡くなる前に判断が出ていなかった。

 毎日新聞は、女性が提出した申請内容を、支援団体を通じて入手した。2回目の申請はローマ字で書かれ、「収容されてからずっと体調が悪いです。15キロ以上痩せてしまい、…

この記事は有料記事です。

残り1464文字(全文2033文字)

【入管・難民問題】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

注目の特集