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ラグビー東京五輪7人制のエース・松井千士 高校で磨いた快足の原点

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ラグビー7人制男子日本代表で活躍する松井千士=日本ラグビー協会提供
ラグビー7人制男子日本代表で活躍する松井千士=日本ラグビー協会提供

 今夏の東京オリンピックのラグビー7人制(セブンズ)男子日本代表には、25日に開幕する全国高校選抜大会での経験を糧に成長を遂げた選手もいる。強豪の常翔学園(大阪)出身で、国内屈指のスピードを誇る松井千士(ちひと、26歳)=キヤノン=もその一人だ。2019年ワールドカップ(W杯)日本代表の福岡堅樹(パナソニック)が「僕より速い」と評したスピードスターの原点とは。【聞き手・大谷津統一】

 常翔学園に入学した当時の僕は158センチ、60キロくらいで、足もそれほど速くありませんでした。常翔には全国から(中学時代に)実績のある選手が集まります。地域の選抜チームの候補にも入ったことがない僕は全然試合に出られず、(ウイング=WTBから)スクラムハーフ(SH)への転向も考えました。

 「何かで突き抜けないといけない」。そう思い、1年生の終わりごろに始めたのが坂道ダッシュです。パスやキックが上手な器用な選手ではなかったので、ランニングを強化しました。毎朝、淀川の河川敷にある常翔のグラウンドの坂で、上りも下りも走ることを繰り返しました。

「ターニングポイントは絶対にある」

 チームの練習は厳しかったです。長野・菅平での夏合宿前には、同じ長野県の安曇野で3、4日間のランパス合宿をするのが恒例でした。午前50本、午後50本、ひたすら走りながらパスを繰り返します。ヘトヘトの状態で菅平に上がって強豪校と試合をするので、相当きつかったです。

 自分のスピードが上がっていると実感したのは、2年生の夏合宿でした。Bチームで試合に出て活躍し、監督の野上(友一)先生がAチームでも使ってくれました。そこでも活躍し、手応えをつかみました。

 2年生で出場して4強入りした花園では、人生の転機となる試合もありました。…

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