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Gender×JAPAN

東京五輪を前に次々と明らかになった日本の深刻なジェンダーギャップ。意識のアップデートのために何が必要?

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「女性がいない永田町」はこんなに非常識 男性記者が感じた「?」

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菅義偉首相(奥左)と取材する記者たち=首相官邸で2021年2月26日午後7時7分、竹内幹撮影
菅義偉首相(奥左)と取材する記者たち=首相官邸で2021年2月26日午後7時7分、竹内幹撮影

 国会議員における女性の比率は衆院で9・9%、参院で22・6%。世界的にみて日本では女性の政治進出が遅れている現実は疑いようがない。だがそもそも、何が女性の政界への進出を阻んでいるのだろうか。毎日新聞は2月、ニュースサイトで稲田朋美衆院議員(自民)と山尾志桜里衆院議員(国民民主)の対談記事(https://mainichi.jp/articles/20210202/k00/00m/010/120000c)を掲載した。男性記者の一人として、2人の対談から、解決に向けた「ヒント」を考えてみた。【古川宗/統合デジタル取材センター】

日本の中枢は「男だらけ」

 2018年4月、私は政治部に配属されていわゆる「首相番」になった。日々、首相官邸に登庁する政治家や官僚を追っているうち、あることに気づいた。男性ばかりなのだ。安倍晋三首相(当時)を支える首相秘書官6人は全員男性。菅義偉官房長官(当時)の下にいる3人の官房副長官も、5人の首相補佐官もだ。国家安全保障局長や副長官補など、ほかの要職も男性で占められていた。

 官邸で話題になった女性といえば、3月1日に内閣広報官を辞職した山田真貴子氏だ。山田氏は13年11月、女性初の首相秘書官に就任し女性政策や少子化対策を担当。その後任の秘書官も女性だったが、私が官邸を取材していたときは退任していた。私は目の前の「男社会」の現実に、「男女共同参画とか、女性活躍を掲げていたはずでは?」と首をかしげてしまった。

 現在、菅政権の閣僚は20人だがそのうち女性はたった2人。…

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